本記事では、アラフォーの方に焦点を当てた婚活市場の実態と、アラフォーで婚活をスタートさせたときの先入観について考察していきます。いい男は、正しい価格で売れていきます。バーゲンまで残ってはいるものの、いいものから初日に売れていきます。
いつまでも40代の婚活市場に残っているのは、なんらかの傷や汚れがあるものか、あまりに個性的で着回しの聞かないデザインの、誰も手につけなかったものか、
さっきまでは誰かが買おうと思って抱えていたのを、会計前に「やっぱり、やめた」と手放したものか。あるいは、一度は売れたけれど返品されてきたものかもしれません。
それが、アラフォーで婚活をスタートさせた印象の方が多いです。
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アラフォー婚活市場はバーゲン会場「婚活市場で気をつけなければいけないこと」
最も気をつけたいのが、傷や汚れのある人たちをどう見極めるかです。そこは必ずチェックしておきたいポイントです。あとで後悔しないためです。
小さな汚れだけど、見落としてしまう可能性もありますし、本人が意図的に隠しているケースもあります。極端な例で言えば、酒乱やDV(ドメスティックバイオレンス)などが原因で前の結婚を失敗している男性もいるでしょう。
知り合いの親戚に、お見合いパーティーで知り合った人と結婚した後にとても暴力的な人だとわかって離婚を申し立て多人がいました。
しかし、お相手が合意してくれず、逃げ込んだ実家にまで嫌がらせをに押しかけれらたのです。法的な手段もとって、ようやく離婚を成立させましたが、その後、その前夫は大きな事件を起こして新聞にも乗りました。
一つの間違えれば、自分の命だって危うかったケースも全然ありうるのです。
個性的なデザインのものは、それをよしとすることもできるでしょう。他人に「風変わりの人」と言われても気にしないのであれば、意外とこのタイプには掘り出し物があると思います。
アラフォー婚活市場はバーゲン会場「40代以降の婚活男性は訳あり物件が多い」
世の中にはいろんな種類の男性がいます。アラフォーの婚活女性の体験談と共に紹介していきます。
リアルに知り合って交際した男性で、パソコンおたくの極端にコミュニケーション能力が低い人もいました。
とりわけ女性に対しては気の利いたことの一言も言えず、また服装もさほど構わない方で、半年も交際したのに手を繋ぐこともなく終わってしまったのですが、
今から考えたら人間的には穏やかな性格で、パソコンなどの話題になると、少年のように目を輝かせていた人もいました。
会計前に手放された、あるいは購入したものの返品されてきたタイプの中には掘り出し物の男性はいます。
2017年の「人口動態統計の年間推移」(厚生労働省調べ)によれば、前年と比べて減少しているとはいっても、離婚件数は24万組を超えています。
離婚件数を婚姻件数で割った離婚率は35%です。アラフォー女性は、こうした男性の再婚市場を狙うのも全然ありだと思います。
そもそも、40代の女性と釣り合う年代で「初婚」、要するに一度もお買い上げされていないのもどんなものかと思うところはあります。
ただし、返品されてきた理由だけはしっかりとチェックする必要があります。本人の自己申告の理由だけを鵜呑みにしてはいけません。
テクニック的には難しいですが、複数の質問を数多く重ねることで本人の離婚理由を立体的に掘り出すことが大切です。
一度、バツイチ44歳の教育職の方とやりとりをしたことがありました。性格が合わなくて離婚したというお話でしたが、初めての電話で永遠3時間、前妻に対する愚痴と怒りをぶちまけられました。
しまいには、自分がどれだけモラルがある人間かを語り、それゆえにマナーのなっていないと思った近所の家には説教に行くということでしたから、奥さんはさぞ住みづらかったと思います。
この人は年収が高い上に、プロフィールの写真では素敵な笑顔を向けていました。申込者数が1ヶ月で数人。これは多い方です。
しかし、すぐにワゴンに放り出されるタイプの人だったのでしょう。「最近は、会わないまま、またはたった一回あっただけで断ってくるような失礼な人間が多い」と憤慨していました。
私も会わないままお断りした「失礼な人」なひとりです笑。
婚活市場という名のバーゲン会場は、女の戦場だとよく言われますが、婚活市場においても、それは同じようです。
日に日に下がる若さという価値
婚活市場における女性の年齢に対する評価には、残酷なものがあります。30代の時に参加したお見合いパーティーでは何人もの男性から申し込まれたはずなのに、40代の大台に乗った途端に、見向きもされなくなったような感じがする女性が多くいます。
かといって、上の年齢層のパーティーに参加すれば、リタイア後のお相手を探しにきたおじいさま予備軍になるだけでしょう。
いや、最近ではおじいさま方もお若い女性をお望みになのは、加藤茶さんの45歳下の女性との結婚をはじめ、次々と20歳〜30歳年下の女性と結婚されるニュースが続いていることもことからもわかります。
あるお見合いパーティーで言葉を交わした2人の女性がいましたが、どちらかと言えば、髪の色も化粧も派手目の30代女性。
聞けば2人の女性とも1回目の結婚は早く、お互い中学生の子供を持つママ友ですた。「子供の大学までの教育費を払ってくれる経済力のある男性を探しにきたの」と話していましたが、
この2人はパーティーの中ではとりわけ美しい花として、フリートークの時には男性が集中していました。40歳そこそこの男性に混じって、55歳前後のおじさまもしっかり、その輪に加わっているのが面白い光景でした。
結果的に彼女たちが選んだのは50代前と思われる地味なおじさんタイプの男性です。マッチングしたカップルとして、会場を後にする時に多くの男性が唖然とした表情で見送っているのが印象的でした。
結局、おじさまたちは経済力にモノを言わせて、若い彼女たちを獲得できたわけです。
女性の年齢は一つの大きな評価基準「女性は時間の経過と共に若さという価値を下げている」
芸能界での超年下婚に触発されてか、インターネットのお見合いサイトでも時折、随分年下の女性を希望する男性を見受けられますが、確かに女性の年齢は一つの大きな評価基準です。
悲しいけれど、どれほど努力しても時間を止めることはできません。日に日に、女性は「若さ」という価値を下げているのです。
女性の年齢には、さらにシビアな出産という問題も絡んできます。40代で最初の出産をする女性も増えてきましたが、もちろん大きなリスクが伴います。
健康な赤ちゃんを安心して産んでもらいたい男性は自ずと、お相手の年齢に上限を設けます。およそ30代半ばでしょうか。
人によっては、30歳までかもしれません。これが20歳〜30歳の男性ならわかるのですが、前妻に子供を引き取られたバツイチ40代男性にもこうした希望が多いのには驚きました。
アラフォーの方々にとってはかなり大きなハンデとなります。これがもし、自然な出会いから結婚に進展する恋愛結婚なら「好きになってしまえば」と許容されたかもしれません。
婚活をしていると目が肥えてくる「結婚相手を考える時に参考とするサンプルも多くなってくる」
お相手の評価からスタートする婚活では、安全な出産ができる若くて健康な体が何にも代え難い価値なのです。
こうして年齢を積み重ねて「若さという価値」を落とし穴としていく一方で、女性は仕事先で、合コンで、サークルでといろんな機会に接する男性の数は増えていきます。
それだけ、結婚相手を考える時に参考とするサンプルも多くなってくるということです。
要するに、どんどん「目が肥えてくる」わけです。年齢と共に自分の価値が下がっていることは棚にあげて、「相手を見る目だけは相変わらず厳しい」のはなぜなのでしょうか?
「ここで、妥協したくない!」という心理が働くのでしょう。
現実的な婚活においては、このギャップを埋めなければ、なかなか実際の交際につながることはありません。その作業もまた、心の葛藤を生み、精神的な疲れとなってしまう可能性もあります。