30代婚活女性の婚活体験記「婚活への過剰な期待」や「自分がモテている錯覚」についての認識

今回は、30代以降の婚活女性の婚活体験記をもとに「婚活への過剰な期待」や「自分がモテている錯覚」などについて、婚活をするにあたり、気をつけなければいけない点を具体的にエピソードを交えがら紹介していきます。

婚活への過剰な期待「お見合いパーティー」

友人の付き合いで興味本位でお見合いパーティーに参加しました。私が29歳の時です。一人ひとりナンバリングされて、年齢や職業、趣味などの簡単なプロフィールを記入します。

最初は、参加者全員とのトークタイムということで、1人2分〜3分という短い時間のなかで、くるくる替わるお相手と話をしました。男性だけで、30人近くいたでしょうか。

そこで、「ファーストインプレッションとして、もい一度お話ししたいと思う方の番号を3人まで書いてください」と司会者から言われました。それは集計されて、お相手にも告知されます。すると、次のフリータイムで男性たちは、

自分のことを気に入ってくれているお相手に声をかけたり、自分が気に入っているお相手への最後の一押しのためのアプローチをしたりするのです。

私は10人近くの方から第一印象でお気に入りに入れてもらい、最後の申し込みも3人ほどありました。

振り返ってみると、このお見合いパーティーでのおいしい思いが、もしかすると、その数年後の婚活に悪い影響を与えたかもしれないと思う節があります。

とても効果的に色々な男性とお話をすることができ、そしていとも簡単にマッチングできたのです。婚活を始めようと思った時にデータマッチング型結婚相談所に行きました。

会員登録も完了してないうちから、結婚相談所の端末機で会員検索をさせてもらいました。年齢と年収、居住エリアだけを入力しました。私の希望条件にマッチした会員は600人近くもいました。

「そんなにいるんだ」と驚いたのを覚えています。

聞けば、全国の結婚相談所が連携していて、データを共有しているために全国で何十万人という会員のデータを見ることができるのだということでした。

婚活への過剰な期待「お相手の軽視できない価値観」

長男か次男か、親と同居か否か、兄弟の数や年齢も入っていました。自然な出会いで知り合ったお相手は、最初からこうも詳しく相手のことを把握することができません。

「便利な世の中になったもんだ、これなら早々に婚約相手が見つかる」と期待が膨らみました。私が婚活で初めて交際した人は、一部上場企業にお勤めの同い年の方でした。平均以上の年収を得て、離婚から一年足らずでした。

ルックスもまあまあ。内心、「出会うのが遅かったら、ほかの人に取られてしまったかも。私は幸運だった」と思ったほどでした。なぜか、先方のお相手の男性は結婚を急いでいて、交際1ヶ月でプロポーズしてきました。

返事もしないうちに我が家に遊びにきました。さらに、その1ヶ月後にはお相手の男性の家族を紹介されました。

お見合いをしたことがなかった私は、はじめから結婚目的という婚活での出会いだというものなのかしらと思いながら、息せきを切って彼についていくという感じになりました。

しかし、交際から5ヶ月ほど経って、ふと妙な違和感に襲われました。彼には友人と言える人が1人もいなかったのです。それだけではなく、私が友人やサークル、習い事などの集まりに出かけることを嫌い出したのです。

前の結婚で奥さんと休日をどのようにして過ごしていたのか聞いて見ました。1人でスポーツジムに行くか、夫婦でずっと別々のゲームをしていたと言います。

「正直この人とはうまくいかないな」と思って、交際をやめました。あとでこの話を聞いた友人の1人が「友達がいないくらいで何よ」と言うのですが、

今の私にとって、軽視できない価値観の違いでした。

婚活への過剰な期待「男性の見極めることのポイントを明確にする」

その他にも、前の結婚が妻への暴力が理由で調停ではなく裁判に訴えられて離婚が成立した人(こういう人はもちろん結婚相談所のプロフィールには記載されていません)

また、デートの日にはいつも社員を待機させておき、夜、私を家まで送る車の運転に呼び出していた「公私混同」の中小企業の経営者などにも出会いました。

自身はブランドもので身を固めながら、前の結婚でできた娘さんを児童相談所に預けたままだという経営者の方もいました。これらは極端の例になりますが、こうした人たちも含めての600人なのだということです。

婚活への過剰な期待「ビギナーズラック」

婚活を始めた頃は、大きな期待を抱きます。結婚相談所、婚活アプリ、街コン、合コン、恋活アプリ、お見合いパーティーなどなどありますが、

いずれにしても、どんな婚活サービスに会員登録したばかりの頃は、「待ってました」と言わんばかりに多くの会員からアプローチされます。

長期間利用している会員にとっては、アプローチしたり、アプローチされたりという動きが少なくなっているので、新規会員を常にチェックしています。

その瞬間は「私ってモテてる」というような錯覚にとらわれてしまうかもしれません。もちろん、その中に希望条件にマッチしたお相手がいて、交際に進む「ビギナーズラック」もあると思いますが、

人間の心理として、「最初からこんな素敵な男性がたくさん現れたのだから、もっと他にもいい人がいる」と思うものです。あとでじっくり探したからといって、どんどん条件が良くなることはほとんどないことはっ子で断言しておきましょう。

なので、婚活にかける最初の機体が大きければ大きいほど、後の失望も大きくなり、それが婚活疲労となって現れるのです。