世の中には結婚したいのに、していない女性がたくさんいます。「なぜ、今だに私は独身なのかしら?」「どうして結婚してくれる男性が見つからないのかしら?」と彼女たちは首を傾げています。
こうしたことは、容姿や性格、出世の度合、独身男性と巡り合う機会の多少とは関係ありません。問題は、まさに彼女たちの男性へのアプローチの仕方にあるのです。
こうした女性は、男性からのアプローチを待つときの姿勢からして間違えています。物欲しげな男を思い浮かべただけで不愉快になるため、男を必要なとしないよう、かなり気をつけています。
男が必要と聞かれれば、「必要ない」と胸を張って答え、なかには「必要」という言葉を口に出すのさえ嫌と言わんばかりの人もいます。
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婚活をしても結婚にたどりつけない女性たちの思考
彼女たちの声をいくつか紹介します。
男性の気持ちをを遠ざける女の文句
- 男なんて必要ありません。でも人生には彼がいてくれた方がいいと思います。
- 必要ないわ。でも、いてくれても悪くないわね。
- 自分のことは自分でできますから。ただ、必要だからというのではなく、私が選んだという意味で、彼と一緒にいたいですね。
- いりません。父親は2人もいらないでしょ。
- 困ったないもの。ただ、恋愛は痛いわね。
- だいたいなんで男が必要なわけ?自分でなんでもできるのに。私はただ一緒にいてくれる人が欲しいの。
- だって私、今、幸せだもの。ただ、一緒に結婚式やパーティーや映画に行ってくれる人がいればいいわ。
こうした答えはなかなか筋が通っていて前向きですが、このような心構えでは、男性を惹きつけることはできないことでしょう。
少なくとも、結婚しようと行ってくれるような男性の気を引くことは大変です。こうした女性たちは、他人に頼らず自分の信じる通りに行動することが、男性に対してセールスポイントにならない、と知ると驚きをあらわにします。
彼女たちは、経済的に自立すれば、さらに魅力が増すと思い込み、自立することに長い年月を費やしてきたのです。それなのに突然、男を必要とせよ、と教えられてきたわけです。
男性には自分が必要であることを実感する必要があり、彼らがもっと惹かれるのは彼の援助を必要としている女性である、などと急に言われても、初耳なので面食らってしまうのです。
混乱した顔を整理するためにも、女性にはなぜ男性が必要なのかを理解し、上手に自分の気持ちを表現する方法を学ばなくてはなりません。
ロマンスは自立した女人こそふさわしい
現代社会の女性達は、自己責任能力が高いため、なぜ男性を必要とするのか、はっきりとした理由を見つけられません。
昔の女性なら、男性の物質的な援助を必要とするのは、当たり前のことでした。自分にも、友人にも、世間にも、「男が必要だ」と宣言できたのです。
でも今日の女性は、自分のことは自分でできます。昔のように男性の手を借りる必要などありません。ですから、男を必要とすることはカッコ悪いのです。
結婚への道を開拓したければ、まず何のために男性を必要とするのか、はっきりさせておきましょう。女性が経済的にも自立すればするほど、特定の男性からの愛情、友情や精神的な支えがどうしても必要となります。
今日の女性は心から燃えられるものを渇望していますが、それは上手なコミュニケーションと恋愛だけが与えてくれるものなのです。要するに、心の糧と安らぎが欲しいからなのです。
経済的にも男性に頼ることは必要がなくなるにつれて、女性は男性から恋愛の対象として注目され、愛されることをますます求めるようになりました。
もちろん、物質的な援助を男性に依存する道を選んだ女性であっても、異性からの熱烈な愛を必要としています。この30年間の間に、女性の考え方は大きく変わりました。今やロマンスはこの上なく大切なものなのです。
女が一番”満ち足りた気分”になる時
男性が女性にドアを開けてあげるのは、女性が開けられないからではありません。女性が自分でできることくらい男性でもわかっています。こうすることによって、彼女に愛情を示しているつもりなのです。
「君がどれだけ僕に与えてくれたかよくわかっているよ。今晩は、僕がお返しをしてあげる。君は特別な存在なんだ。僕にとって君がいかに特別か教えてあげるよ」
こうしたメッセージをデートの時に何度も受け取ると、女性は緊張が解けて輝き始めます。幸せを感じ、満ち足りた気分になります。
では、なぜそんなに満ち足りた気分になるのでしょうか。それは、心から求めていたことが叶えられたからです。心が和み、守られているような感じになるものです。
これこそ彼女が望んでいたことであり、彼の方も彼女の望みが叶えられて嬉しくなります。今時の女性たちが何を望んでいるのか、ここにリストアップしてみましょう。
世の中の女性たち現代社会の男性にしてもらいたいこと
- 私を思ってくれる人に見つめられたい
- 私の要求を喜んで引き受けてくれる人の助けが欲しい
- 他のみんなの要求を考えないですむ時間と、私のことを優しく思いやってくれる人が欲しい
- 私の好みを理解して、私がいちいち考えなくてすむような計画を誰かに立てて欲しい
- 私の要求を察してもらい、頼まなくても手を貸そうとしてくれる人が欲しい
- 誰かに注目されて、愛されて、憧れの的になりたい
- 私がいないと寂しいと思い、私を欲してくれる人が欲しい
- 自由に相手を愛し、相手からも愛されるという確信が欲しい
- 私の健康を気遣い、苦労を理解し、気持ちに共感してくれる人が欲しい
- 話を打ち明けられる様な信頼できる人で、秘密をもらして私を失望させたり、信頼を裏切ったりしない人が欲しい
- 孤立無援にならないように一生助けてくれる人が欲しい
- 情熱的に愛しあえる人が欲しい
女性の望みはこれだけではありません。こうしたことが、肉体、感情、心、魂の全ての面で相性がいい人によって実現するのを望んでいるのです。
このような希望は、飲んだり、食べたり、呼吸したり、雨風を避けるといった生きていく上で必要不可欠なもの、というわけではありませんが、精神的な充実感を高めるのに必要なのです。
生きていくために、といった低次元の欲求が満たされると、愛や親交を深める、より高次元の欲求が強くなってきます。例えば、お腹がすいてたまらない時は、食べることで、頭がいっぱいになりますが、一旦お腹が満たされてしまうと、今度は他の欲求が大事になります。
女性が経済的に自立すると、心を満たすためには、より次元の高い欲求を無性に感じるようになるのです。そんな時に男性が女性の世界に愛を踏み込んでサポートを申し出れば、その助けそのものだけではなく、助けを買って出てくれた彼の気持ちに彼女は感謝します。
自分はこの世界でひとりぼっちじゃないんだという思いが、急に込み上げてくるからです。男性が女性に対して、目に見える具体的なことをしてあげると、女性が心の支えを感じるだけではなく、男性の方も達成感が得られるもので。
女性は無力だから受け身の姿勢が強いというわけではない
デートのルールには、男性が与える側、女性が受ける側、というような明確な役割分担ができています。というのも、女性をリラックスさせ、男性が女性の欲求を叶える、という狙いがあるからです。男性が女性の欲求を満たし、女性がありがたく受け取る、という何よりも重要な役割分担を一層強化するわけです。
その結果、男性はさらに自信がに満ち溢れて、目的意義を持ち、責任感を抱くようになり、一方、女性はさらに自己を信頼し、受容性が高まり、相手に敏感に応えるようになるのです。デートのルールに従えば、相手の一番素敵なところを引き出すのに役立ち、ひいては自分の長所を引き出すことにもなるのです。
デートにルールがあるなんて不愉快と思われるかもしれませんが確実的
こうした心得がないため、デートにルールがあるなんて不愉快だと思うカップルもいます。女性の価値を低くして、女性とは無力なものだと言われているように感じてしまうのです。このようなルールを奨励すると、女性は1人では何もできないという誤解が助長されると心配されるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
男性が女性のためにドアを開けるのは、彼にとって彼女は特別な存在だから。彼女ができるだけ快適な夜を過ごせるようにしたいのです。例えば、家に大事なお客様がきた時は、礼儀正しくドアを開け、赤の絨毯を広げたりします。だからと言って、その客が無力だとか無能だとかいっているわけではないでしょう。
男性が女性に食事を奢るのも、彼が彼女より稼ぎがいいとか、彼女に支払い能力がないからではありません。それが男の喜びなのです。女性は一日中、大勢の人に与える立場にいます。そこで、特別な夜ぐらい男が女性に与えたいのです。与えることは、まさに男の快楽なのです。
ただし、一対一で付き合うようになったからといって、彼がいつも奢ってくれるというわけではありません。でも、彼が彼女を特別なデートに誘った時は彼女が支払います。時には女性が支払いを申し出るのもいいことですが、普通の場合、男としては断るのが賢いやり方です。
男女における感情面での満足感の違いを知っておくことが大切
この恋愛のルールを聞いて、女性がいかにも無力で物欲しげで男性に依存している、と思い込んでいる人たちは、男性が女性に何かを与えいる時の本当の気持ちがわかっていません。こうした人たちは、もし女性が男性のサポートを受け入れたとしたら、性的な意味でのお返しをしなくてはならなくなると誤解しているのです。
このような誤った考えを持っていつせいで、なかなか理解しにくいかもしれませんが、男性のプレゼントを受け入れたことで、女性はすでに男性にプレゼントをしたことになるのです。こうした子ことの力学を理解するには、男女における感情面での満足感の違いを知っておくことが大切です。
男性と女性とでは、喜びを感じる対象が同じとは限りません。どんな時に不快感や不満を抱くのか調べれば、喜びを感じるのはどんな時か、目から鱗が落ちるようにわかるはずです。男女が落ち込む時の原因の違いを探ってみると、いかに男と女では望んでいることが違うかよくわかります。
「女性の孤独」と「男性の自立」とは質が全然異なる
女性は主に孤独感にさいなまれた時に落ち込みます。女性が最も自分を不幸せだと思うのは、助けてくれる人が1人もいなくて、何もかも自分1人で処理しなくてはいけないと感じる時なのです。
このように、自分や他人の責任を全て1人で抱え込まざるを得ない状況が、女性を落ち込ませる原因になります。
女性が落ち込む主な理由は孤独感です
皮肉なことに、男性の場合はこの逆となります。男性は自分が自立していると感じると自己満足を覚え、人のために何かしてあげられると思うと、さらに自分を褒めてあげたくなります。
人から必要とされればされるほど、喜びを感じるのです。男は自分が役に立つ人間であると思いたいのです。ある意味では、使われるのが好き、ということです。
それなりの報いが得られる限り、男は使われることによってもっと心が満たされます。責任を背負い、与え、感謝され、報われれば、最高の幸せなのです。
逆に、女性の場合は、こき使われると落ち込んでしまいます。よって、男性が落ち込むのは、自分が必要とされていないと感じる時です。そこで、職を失ったり、何もすることがないときは、ますます落ち込むことになります。
というわけで、感謝されるというのは男性にとって、とても重要なことなのです。必要とされていると実感できれば、男は自信がつき、目的意識が旺盛になり、無意識のうちに責任感も強くなります。
必要とされることで、男性のもっと魅力的なところが引き出されるわけです。こうしたことが男子にとっていかに大切か、女性は本能的に理解しません。
確かに、女性も感謝されたいとは思っています。けれど男性の場合は、自分のしたことが感謝されないと、必要とされているという実感が湧かなく、目的意識も消えてしまうのです。
自分や相手の生活を十分にまかなう自信がないときも、男は優つになります。男の落ち込む原因をつまうことができれば、なぜ男性が女性を必要としているのか理解しやすくなります。
ここに男性が何を望んでいるかを、いくつかリストアップしましたので紹介します。
男性が精神的に落ち込む時の原因について
- 僕の努力を認め、与えたことについて感謝してくれる人が欲しい
- 達成したことを誰かと分かち合いたい
- 彼女の欲求を満たすチャンスが欲しい
- そのままの自分を誰かに受け入れてもらいたい
- 引っ込み思案の自分を積極的にしてくれる人が欲しい
- 自分が与えれれるものについて誰かに信頼され、誰かに励ましてもらいたい
- 自分を心の底から好きになってくれる人が欲しい
- 自分といることで喜んでくれて、それに応えてくれる人が欲しい
- 自分の計画や提案を受け入れてくれる人が欲しい
- 自分のしたことやしようとしたことに対して、感心してくれる人が欲しい
- 我慢強く、力持ちで寛大、親切、献身的で義理堅い。
- 自己主張が旺盛で、同情心に厚く、勇気があって、頭が良くて、ユーモアがあって面白い人が欲しい
などといった自分の最も良い資質を評価し、認めてくれる人が欲しい。簡単に言うと、男には仕事が、女には自分のために働いてくれる人が必要なのです。
男性と女性とではともに異なる欲求を抱えていますが、相互に補助でき、まさにぴったりフィットする関係にあるのです。こうした違いに気がつけば、男と女にとって何が一番大事なのか見極めがつき、なぜ恋愛のルールはそんなに重要なのかが明らかになります。
このルールに従えば、男性は自分が必要とされていることを実感し、女性は与えるという重荷から逃れることができるのです。女性が男性の必要性にはっきりと目覚めれば、自分にふさわしい男性を磁石のように引きつけることができるのです。