恋愛すると知らず知らずのうちに相手との間に上下関係が生まれます。上下関係という言葉は少し大げさかもしれませんが、男女平等を常に心がけている女性でも、恋愛になると、「男性に守られたい」「男性から引っ張ってもらいたい」などの願望がある人が多いのではないでしょうか。
そして、うまく言っているカップルを見ると場面場面で甘えたり、甘えられたりと上下関係が変わっていることが多いように思います。位置も対等の立場にいるというよりも、ちょっとした上下の逆転現象が起きてトータルで対等でいる方が、バランスが取れるのでしょう。
これは職場に置き換えるとわかりやすいかもしれません。頼られっぱなしだと疲れるし、かと言って頼りっぱなしだと自尊心が損なわれるんですよね。カップルや家族だって、小さな社会のようなもの。
むしろ、閉じられた関係だからこそ、微妙に役割の変化がないと息が詰まってしまうのでしょう。
職場で彼より「上」の立場の彼女が「下」になる方法
職場恋愛の友人のキャリアウーマン女子は、自分の方が役職が上という会社での上下関係がデート中にも尾を引いて、なかなか彼に甘えることに悩んでいました。
ですが、苦手の数字の計算や、車の運転、パソコンの修理を頼むときに彼の名前に「先生」とつけて、「〇〇先生、お願いします!」と頼むようにしてから、すごく彼に頼りやすくなったと言っています。
「先生」という言葉で、自らを「生徒役」になることで、2人の気持ちが切り替わるそうです。この「〇〇先生」は、「〇〇様」にも応用できるので、色々試してくださいね。
呼び名で相手の立場を上にすることで、頼りたい気持ちを全面に出し、甘えやすい環境を作る。これは、恋愛以外でも後輩に甘えたいときなども有用だと思います。
「〇〇先生」が通用しない相手がいる
私の場合は本名ではなく、ハンドルネームで呼ばれることでスイッチが入り、コスプレ感覚でもう1人の自分になりきることができるんです。人はやはり役割に引っ張られ、呼び方一つで、切り替えることができる生き物なんですね。
ちなみに、医者の友人は「先生」と呼ばれるとスイッチが入り、診察モードになってしまうから、家で「先生」は嫌だと言っていました。本物の先生には「先生」は使わない方がいいかもしれませんね。