恋はいつでもギブ・アンド・テイク!相手を理解していくことで、徐々にお互いが惹かれ合う

「出会い」から「結婚」の過程には様々なステージがあります。私たちはパートナー候補にまず一番初めに魅力を感じます。この最初のステージでは、相手に惹かれる気持ちを表現する機会をいかに確実に捉え、

相手を理解していくことが課題となります。男性と女性では、デートへのアプローチ方法が違うことをよく理解していれば、相手に良い印象を与えることができるはずです。

では、男女の第一ステップである「相手を理解していくことで、お互いが惹かれ合うことの大切さ」に関して詳しく説明していきます。

恋愛はお互いが惹かれ合い関係性が構築される

恋はいつでもギブ・アンド・テイクの要領で

人がどうこうしなくても、誰かに惹かれる時はひかれます。とはいえ、2人がずっと惹かれ会っていくためには、自己表現にも工夫が必要です。

いくらあなたが魅力的でも、「これが私よ。あるがままの私を受け入れて」こう言っているだけではダメなのです。愛の関係をつくり出すマジックとは、種を明かせば、細心の注意を払ってギブ・アンド・テイクのバランスをとることなのです。

パートナーの行動や反応を誤解して、恋がさめてしまうことはよくありますが、それは男女の考え方、感じ方が全く違うせいなのです。相手を知るほどに惹かれ合う=そんな関係を育てていくにはどうするべきか。これは、交際期間の段階で一番大きな問題です。

なぜ男性は「火星人」になってしまうのか

女性ならではの習慣や流儀を理解していない男性は、良い印象を与えようとしながら、うっかりパートナーをしらけさせてしまう場合があります。

女性がどういうふうに感じ、何を待ち望んでいるのか、大抵の男性は全くわかっていません。彼らは興味を持った女性に迷わず、自分ならそうされたいと思うような態度をとります(多くの場合、これでは女性に喜んでもらえません)。

女性に自分を印象づけているつもりでも、実は彼女を興ざめにしているのです。こと女性に関しては、ほとんどの男性は、あらゆる面で、「無知」の一言に尽きます。

男性は女性の流儀を本能的に理解できない

たくやさんとあやかさんの例

初めてのあらたまったデートで、たくやはあやかをレストランに連れていきました、ディナーの初めから終わりまで、たくやはしゃべり通しでした。まるで授業中の先生です。

あやかはずっと彼の目を見ながら注意深く聞き入り、時々微笑みを浮かべて頷いていました。

悲しい光景です。時たまあやかが何か言おうとしても、彼は彼女を会話に引き込むこともなく、すぐさま自分の話に戻ってしまいます。

一見してわかるのは、彼が自分の話に夢中であり、彼女の方は、礼儀正しくはしていても、退屈し、疎外感を味わっていることでした。

楽しいはずの夕べが、どちらにとっても期待はずれです。たくやがしゃべり通しだったせいで、2人は全く親しくなれませんでした。

もしたくやが女性というものを理解していれば、あやかの本音を引き出すために、彼女にもっと質問していたでしょう。

またあやかが男性というものをわかっていたら、礼儀正しく耳を傾けるばかりではなく、彼の話をきっぱり遮って、もっと自分から話したはずです。

男性は女性の流儀を本能的に理解できません。要するに、本質的に「火星人」なのです。

彼は、はた迷惑な粗忽者と同じで、自分が及ばしている影響にはてんで気づいていませんでした。

女性からもっとも元気づけられ、良い印象を抱くのは、自分自身のことを話したり、一方的にアドバイスする男性ではなく、興味をもって自分の話を聞いてくれる男性です。

彼らはこのことがわかっていません。このささやかな真実を男性が見抜けるか否かで、2人の関係には雲泡の差が生じます。

誰だって「関心を持たれる」のが好き

デートが難しいと感じるのは、異性というものを理解していないからです。ひとりの男性が、女性に電話番号を尋ねるべきかどうか迷っています。どうやって聞き出そう。彼女は僕に気があるんだろうか。

彼は、彼女を口説き落として夢中にさせる力が自分にあるとは気づいていません。どうしたら、彼女にもっとも興味を持ってもらえるようになるか、わかっていないのです。

彼女の目には彼がより魅力的に映る時

男性が女性に特別な感情を持ってもらおうと、何らかの行動を起こせば、必ず彼女の目には彼がより魅力的に映るようになります。「例えば、はじめは魅力を感じない男性であっても、自分に関心を持ってくれれば、興味が湧いてきます」

もし、彼が思いきって彼女に電話番号を尋ねたり、デートに誘ったりしていたら、あえてそうしてくれたというだけの理由で、女性は承諾したくなります。

これだけで特別な気分になり、有頂天になってしまうのです。彼女を知る喜び、ただこれだけを頼りに、男性がさきほど挙げたことを全て実行できれば、彼は女性の目にさらに魅力的に映るでしょう。

彼が彼女に関心を持っているという事実を楽しむだけでいい

逆に、彼の求めに対して、ひどく気を使わなければならない場合や、彼の感情を害さないように神経を尖らせなければいけない場合には、彼にあまり魅力を感じなくなってしまいます。

彼のことを気遣う必要がなく、ただ彼が彼女に関心を持っているという事実を楽しむだけでいい。女心をさらに魅了するのは、こういう時なのです。

女性を夢中にさせずにはおけない驚くべき力を自分が持っていることに、ほとんどの男性は気づいていません。その力は、彼が男女の違いを理解してはじめて湧いてくるものなのです。

こんな「身勝手な期待」を男性にしていませんか

女性もまた男性を誤解しています。女性はよく、こんな誤った考えを抱いています。「私にふさわしい男性なら、私の欲しいものがわかるし、何も言わなくても私の欲求を察してくれるはず。そして自分の関心を示すために、きっと私と同じことをするでしょう」

男性は話せば話すほど、その話題に熱中するもの

こんな身勝手な期待をしておいて、彼がそれに応えてくれないと、彼女は必要以上に不満や失望を感じています。例えば女性は、「男性に質問を浴びせることで、自分の関心をあらわす」という間違いを犯します。彼が話している間、彼女は我慢強く聞き続けます。

関心を示しながら聞いてあげれば、もっと自分に興味を持ってもらえるはずだと思っているからです。同じ女性に対しては、これで構いませんが、男性には通用しません。

なぜなら、男性は話せば話すほど、その話題に熱中するものだからです。だから、男性に自分への関心を持ってもらえるためには、女性はもっと積極的な態度で会話に参加し、本当の自分をわかってもらわなければなりません。

さらに、女性の話し方次第で、たいへんな差が生じます。女同士なら、友人が2人集まると、日頃のトラブル、失敗、失望、愚痴などをざっくばらんに、喜んで打ち明け合います。

実際、女性が快く「何もかも打ち明ける」ことは、相手の女性への賛辞なのです。こうして、信頼、好意、友情を示すわけです。

男性には悪い印象を持たれやすい

しかし、こうしたことは、女性には「良い印象を与える」かもしれませんが。男性にとってはそうではありません。男性には、悪い印象を持たれやすいでしょう。

女性から日常の嫌な問題をくどくどと聞かれた場合、男性は、「よくぞ隠さずに快く打ち明けてくれた」などと評価することはしません。

それどころか、彼女のことを気難しい女性に違いないと決めつけてしまうのです。女性が自分に関心を示してくれる男性に惹かれるように、男性は素直に喜びをあらわにできる女性に惹かれます。

気難しそうな女性だと思ったら、彼は途端に興味を失うかもしれません。

女性が自分に関心を示してくれる男性に惹かれるように、男性は素直に喜びをあらわにできる女性に惹かれます

一番良い自分を前面に彼に理解してもらおう

男女がお互いの一番良いところを発揮して付き合う理想的な機会をつくるには、女性は嫌な体験をくどくど話すのは避け、自分のプラス面をわかってもらうように注意を払わなければなりません。

深刻にならず、肩の凝らない会話をすべきでしょう。話題は最近はやっていること、自分の趣味や日常の出来事を中心に、とにかく前向きな態度で話し合うのです。

女性は自身を偽るべきだ、と言うつもりは毛頭ありません。素直な人はとても魅力的です。誰にでもプラス面とマイナス面があり、調子の良い時と悪い時があり、依存的な面と自立した面があります。

良い印象を与えるようにするということは、自分のいちばんのプラス面、調子の良い時の顔、自立しているところを理解してもらうということなのです。別の面は後でわかってもらえます。これは単なるタイミングの問題なのです。

できるだけ良い印象を持ってもらうためにも、また相手をうまく理解するためにも、まずプラスの面を知る機会を得ることが重要です。

「惹かれ合う」「心が揺れる」「相手を1人に決める」といった、とにかくいちばん良い自分を前面に出すことに専念するべきです。

尽くし過ぎる女性は要注意

一般に女性は、自分が求めるような手助けを彼にしてあげれば、彼がもっと関心を持ってくれるはずだと思い込んでいます。

良い印象を持ってもらおうと、愚かにも、自分ならこうしてほしいと思うような対応を彼にしています。彼の配慮に対しては、おおげさに興味を示すことで、一生懸命に応えます。思いやりには、いき過ぎた思いやりで応えるのです。

そして、何か手を貸してもらったら、ただニッコリしてお礼を言えばいいのに、すぐにお返しをしたがります。ほとんどの女性は気づいてもいませんが、男性からのアプローチを受け入れ、彼の努力に感謝したは、もう彼に対して何の借りもないのです。

女性は、彼にとって特別な存在であるということを忘れてはいけません

彼がもっと欲しいもの、すなわち、彼女を知り、喜んでもらいたい、つながりができる、そうしたチャンスをすでに与えているからです。

女性は、彼にとって特別な存在であるということを忘れてはいけません。その彼女と一緒にいられる機会を持つ、それが男性の喜びなのです。女性がこうしたことを心がけておかない限り、男性に興味を深めてもらうのは難しいでしょう。

「彼女を幸福にしてあげられる。そうなれば本当に嬉しい」

女性に心惹かれた男性は、こういう期待で胸を踊らせます。こうして、彼は自分のいちばんいいところを発揮するのです。前途にさらに期待が持てる。

これは、彼の関心を持続させるうえでとても大切なことです。彼が満足しきってしまったら、その時はもう彼女を追い求めて歩むべき隔たりがないということになります。

2人の間の「距離感」は愛を強めるだけではなく、男性が彼女を追い求める動機にもなるのです。発展に繋がる動きやチャンスがなければ、男性は女性に関心を失ってしまい、2人の関係はそれまでになってしまう恐れもあります。

2人の間の「距離感」は愛を強めるだけではなく、男性が女性を追い求める動機にもなるのです。

女性のこんな”気遣い”はかえってマイナスです

女性が受け手であり続ければ、男性の女性に惹かれる気持ちは強まります。なのに、そうはせず、常にお返ししようとして、自分の魅力を蹴散らしてしまうことがよくあります。男性を理解していない女性が犯やすい間違いです。

男性が女性を特別なデートに誘った場合に、とくにこの傾向が目立ちます。彼が迎えに行くと、そこには美しくてドレスアップした彼女がいます。とても素敵です。気づいて褒める彼。喜ぶ彼女。

彼は彼女をエスコートして車の助手席側に行き、ドアを開けて彼女を中へ。席へ落ち着くのを待ってから、ドアを閉める彼。ニッコリしてお礼を言う彼女。彼は運転席側にまわって乗り込もうとします。

その時、彼女は?手を伸ばして運転席側のドアを開けてあげるべきなのでしょうか?相手を惹きつける力。そして男性が彼女を追い求めるのに欠かせない距離感などをを理解していない女性の場合、

面倒でも手を伸ばして、ドアを開けてしまいがちです。礼儀にかなった、愛情ある行為に見えますが、そうではありません。これでは尽くしすぎになり、彼女自身をおとしめることになります。

そのうえ、お互いに期待とロマンスを胸に抱きながら、盛り上げることができなくなってしまいます。

女性が彼を喜ばせることに熱心になり過ぎると、彼が彼女を追い求めるのに欠かせない「距離感」がなくなってしまいます

確かに、ロック解除のボタンが助手席側にあるのなら、それを押してあげることも悪くないでしょう。しかし、体をひねって思いきり手を伸ばすのは、それも完璧にドレスアップしている時ならなおさら上品でもなければ見られた姿でもありません。

彼女が手を伸ばしてドアを開けるのなら、はじめに彼がわざわざ助手席側までエスコートしたりしたのは、いったい何のためだったのでしょう?

彼はジェントルマンとして、立派な振る舞いをしようとしているのです。彼女はその行為を素直に喜んであげるべきです。優雅に彼の行為を受けて、彼がしてくれるままに楽しみましょう。