就活と似て非なる「婚活」について!36歳婚活女性が「断られた理由」を聞いてみた!

婚活では希望条件を入力して検索したお相手のプロフィールをじっくり吟味して、気に入った人に面接を申し込みます。

そして、お相手の評価を受け、お見合いしてもらえるのか否かの決定を待ちます。よく言われることですが、「婚活」は、大学生たちの就職活動、いわゆる「就活」よく似ています。

実際に結婚相談所を利用している人たちは、最初のお見合いを「面談」あるいは「面接」と言い表しています。

「婚活」は「就活」と似ているようで全く異なる

婚活は就活と似ているようで全く異なります。例えば、就活の場合は、企業が採用試験を受けた大学生を評価するポイントは、入社後の戦力として期待できる能力があるかないかです。

しかし、婚活の場合は、お相手の容姿、性格、健康度合い、能力、学歴、年収、社会的地位、肉親、結婚後の生活形態など、あらゆる角度から分析して評価します。

このように1人の人間のあらゆる角度から見る「全方位的な評価」のあり方は、他にはあまり例がないことでしょう。

婚活において評価される基準!あなたのどこが好きで、どこが嫌いなのか?

婚活において評価される基準はいろいろなことが考えられます。たとえそれが百あったとしても、人それぞれに、どの基準でお相手を選んでいるのかは異なります。

百の基準を満たす人を探しているわけではありません。「性格が良く一生懸命に働いてくれれば、収入なんて人並みにあれば良い」という人や、

「経済力があれば、大学卒でなくても構わない」という人もいます。また、「若くて美人なら料理などはさほどできなくてもいいよ」という人がいれば、

逆に「料理が上手で優しい女性なら、さほど容姿は問わない」という人だっています。

婚活では「断られる理由」が告げられない!自分の何がいけなかったのが改善できない!

断られるときにははっきりと理由が告げられることの少ない婚活では、お相手の何の基準のどこで自分が否定されたかわからないために、まるで百の基準の全てで自分が否定されたような感覚に陥ることになるのです。

ここが、いわゆる恋愛結婚とも大きく異なるところです。「好き」という感情から始まった交際は、いざ結婚というときになってはじめて、人生のパートナーとしてどうだろうかという評価を下します。

「はじめに評価ありき」の婚活とは流れが逆になるのです。しかも、恋愛の場合は「あなたもえくぼ」という言葉があるように、好きという感情が相手の欠点のベールをかけて見えなかったり、逆に魅力に見えたりすることもあります。

また、万一別れるにしても、恋愛から交際に発展した場合はお相手を納得させることができるだけの説明が求められるでしょう。

これは重要なことで、たとえそれが真実でないにしても、自分の何が気に入らなかったのかを知ることは、ある意味では救いがあるのです。

何が気に入らなくて断られたのかが分からなければ、あれやこれやと理由を推測します。「イケメン(美人)じゃないからなのか?」「年収が低いからなのか?」「身長が高くないからなのか?」「お見合いの日のあの態度がいけなかったのか?」

いろいろと思いをめぐらすうちに、自分という人間が何もかもダメな人間のように思えてしまいます。「そうした全人格を否定されたような体験がうつ状態を引き起こす」として、

この発祥のプロセスは極めて特殊で、婚活疲労症候群独特のものだといいます。

36歳婚活女性がお相手男性に「断られた理由」を聞いてみた

婚活をしていると、自分が「この人いいな〜」と思ってもお相手から断られてしまう可能性があります何が気に入らなくて断られたのかが分からなければ、あれやこれやと理由を推測します。

自分で推測した結果、「断られる理由」が見当たらなかったので、36歳婚活女性が気になるお相手男性に「断られた理由」を聞いてみたエピソードを紹介します。

36歳婚活女性が気になるお相手男性に「断られた理由」

36歳婚活女性が「断られた理由」を聞いてみた!

私は一度、お見合いをした後に断ってきた自営業の方に理由を尋ねたことがあります。交際もうまくいっていたし、彼の事業内容が私の仕事にも近い世界だったので、デートでもいつも盛り上がっていました。

彼は「事業のパートナーとしては最高だと思うのだけれど、あなたが掃除したり、洗濯したりする姿勢が想像できなかった」と答えました。

仕事ばかりしている私の家事能力を疑ったのでしょう。

彼が求めていたのは、働かなくていいから、家の留守をきちんと守ってくれる「奥さん」だったのです。私は彼の事業も含めて「内助の功」を発揮できるお相手だと思ったのですが。

その彼からは、家事の出来なさそうな私が否定されたのであって、私の容姿や人間性、価値観を否定されたのではなかったので、さほど落ち込むことはありませんでした。

しかし、婚活において、こうしてきちんと理由を知ることができる例は稀です。多くの人は、「素敵な人だと思うのですが、、、」と言いつつ、フェードアウトされていくことがほとんどでした。

  • 婚活では、容姿・性格・健康度・能力・学歴・年収・社会的地位・肉親・結婚後の生活形態などあらゆる角度からの「全方位的評価」がされる。
  • 婚活で断られることが、「全方位」から否定されたような体験となる

婚活男性に多いウツ、婚活女性に多い不安障害

「婚活疲労症候群」一言で言っても、現れる病状は様々です。その一つがうつ病です。ほとんどが日常的な生活には差し障りのない軽度なものですが、それでも物事を悪い方向に考えてしまったり、一日のうちの朝が最も低調で、だるくて起きれなかったり、夕方に気持ちが沈んで寂しくなったりします。

もう一つの不安障害は、婚活で断られる体験を重ねるうちに、不安が高まったり、異性に対する恐怖心が募ったりするもので、それが頭痛や胸痛、または異性に会って緊張が高まると突然にトイレに行きたくなったりする過敏性腸症候群などの身体的な症状として現れることもあるそうです。

興味深いのは、男性と女性で病状の傾向が異なるという点です。男性に多いのがうつ病で、女性に多いのは不安障害だと言います。

男性はたいてい正面から体当たりして玉砕することが多く、そして気分を滅入らせてうつ病を発症するわけですが、女性は傷つくことを回避しようとする傾向が強いです。

要するに。断られることへの不安や恐れが大きいために、先方から断られる前に断ってしまう。自らの可能性を狭めては落ち込んでいる人が多いようです。

せっかくお付き合いに進んでも、不安障害からお相手への疑心暗鬼にさいなまれて、うまく交際できないタイプです。

現代社会は女性が強くなったとはいえ、やはり女性は「攻める」よりは自分を「守る」本能が働くのかもしれません。

婚活している女性は、自分から短絡的断るという行動に出ることは男性ほどではないと思いますが、お相手のメールの頻度や時にはメールの長さによって一喜一憂することが多いと思います。

恋愛から交際に発展した時には、一番楽しい最初の数ヶ月も、婚活での交際はずっと疑心暗鬼の日々です。これもまた恋愛とは異なって、お互いに安心感や信頼感が作られる前に交際をスタートさせる婚活慣れではなことだと思います。

それが、結婚を遠ざける原因になっていることについては、またの記事でお伝えします。下記に婚活の注意点をまとめました。

  • 婚活でお相手に「断られる」ことを繰り返すことで、ネガティブ・スパイラルに陥り、うつ状態になる可能性があるので注意してください。
  • 「またお相手に断られるのでは?」という不安が大きくなり、不安障害になりやすいので注意してください。