「婚活に疲れたら」という前にも、何かを変えてみる、何かを新しくしてみるというのは婚活に有効です。
例えば、ファッション。最近は、女性に慣れていない男性のための「婚活講座」もあるようですが、やはり結婚相談所のお見合いでは、容姿が第一印象に大きく左右してしまうことは否定できません。
ファッションを変えてイメージチェンジをするというのは、本人の気持ちも前向きになって良いことでしょう。百貨店のメンズ館などでは、コーディネーターが買い物に付き合ってくれるサービスもあります。ファッションに疎い男性は利用されれば良いと思います。
ある38歳婚活男性の”せきさん”のイメージチェンジをした例を紹介します。この人は下着から回りのもの全部、新しく買い替えたことで第一印象が良くなりました。では、38歳婚活男性体験談をお伝えします。
目次を開く
婚活に少し疲れてきてしまったら
38歳婚活男性”せきさん”のイメージチェンジ
きっかけは偶然でした。インナーとして着ているTシャツを買いに言った時、たまたまあるメーカーの商品に目がとまりました。男性用インナーなのに女優がCM出演していることで話題になったブランドでした。
何気なく手に取ってみると、生地の織り方が他とは違い良さそうな感じだったので、価格は少し高かったが、買ってみることにしました。
また、同じブランドのボクサーブリーフもあり、これも買ってみました。着心地、履き心地が良かったので、結局それまで使っていたインナーTシャツとトランクスは全て捨て、全て同じブランドのものに買い換えました。
ちょうどその頃、カッターシャツも買い換え時間を迎えていたので、どうせなら身につけているものを全て買い換えてやろうと思いつきました。僕は何かを変えたかったんです。
この婚活の泥沼から這い上がることはできないだろう。よく「意識や考え方を変えることが大切だ」と言われるが、約30回お見合いをすることによって、否応なしに意識や考え方を変えさせられ、卑屈過ぎ流程になっていました。
それでもお見合いがうまくいかないので、半ば本気で別れた元カノに呪いを書けられているのではないかと、心の底で恐れていたほどでした。
意識や考え方に加え、行動や生活習慣を変えないといけません。できる限り飲む量とお店に行く回数を減らし、(きっぱり止めることはできなかった)、結婚相談所のお見合いや、婚活パーティーへの参加を続けることしかできなかったけれど、それにプラスして何かを変えたかったのです。
今までの悪い流れを断ち切り、身につけるものを全て換えれば、生まれ変わったような気持ちになれるかもしれない。
やるからには徹底してやろうと思いました。百貨店に行き、8000円のカッターシャツ6枚、9000円のネクタイ6本、1000円の靴下6足、1000円のハンカチ6枚、20000円の靴2足、30000円の財布、100000円のお洒落なスーツ2着を一気に購入し、今まで身につけていたものは全て処分しました。
直近にたまたま購入していたカバン以外の全てのものを買い換えました。家の中で使用するものも、出来る限り買い換えました。使っていたバスタオルやハンドタオル、家具などを全て処分しました。
38歳婚活男性”せきさん”に、その頃のことを詳しく聞いてみると「落ちるところまで落ちたと心の底から思った」そうです。
考え方や習慣を変えることは簡単なことではありませんが、身につけているものを一新するというのは、少しお金はかかりますがすぐにでも実行できそうです。
自分がイメージチェンジする際に身につけているものを一新する以外に、髪型を変えてみたり、初めてのお店で洋服を買ってみたり、時には今まで聞いたことのないジャンルの音楽を聴いてみることもありです。
まずは、自分の周りの空気を動かしてみること。それが、「悪い流れの空気を打ち切る」ことになるかもしれません。
婚活で自分を相手の下に置かないようにしましょう
婚活で相手から断られるという「否定」を受けた際には、対人的上下関係で、相手よりも自分の方が下位に置かれたように思います。それが自分への「全否定」につながり、婚活疲労の原因となるのでしが、この対人的格差を解消することができれば、ダメージは軽くなります。
「あなたにはあなたの考えがあるかもしれませんが、私には私の考えがある」
という言葉です。これは自分の考えが相手の考えから影響を受けない独立したものであると同時に、相手の考えよりも重視しているのだという立場表明になっています。ところが似たような言葉でも、少し変えると大変な違いになります。
×「あなたにはあなたの考えがあり、私には私の考えがある」
×「私には私の考えがあるが、あなたにはあなたの考えが亜rかもしれない」
前の文は、相手の考えと自分の考えが接点を持たない独立したものだという表明にしかなっていないため、自分の答えがより尊重されたものになっていません。
また、前と後の部分を入れ替えた後の文については、ここでの「、、、が、」という逆説の接続詞が、接続詞の後の文章を、前の文章よりも強調する作用があるので、この文章だと相手の考えをむしろ重視しているかのようになります。
では、最初の「あなたにはあなたの考えがあるかもしれないが、私には私の考えがある」という言葉について、もう少し詳しくお話ししましょう。
前半の「あなたにはあなたの考えがあるかもしれない」という言い方は、相手の考えを尊重しているかのようですが、ここで「相手の言い分を肯定する」という評価を下しています。
婚活では自分がどうして断られたのか?その理由がわからない
要するに、自分が相手を評価するという、上の立場に立っているこちになるわけです。この時もっと突っ込んで、相手の意見を論破できればもっと上に立つことができますが、まず婚活において、そのような場はありませんし、またあったとしても相手への攻撃性が表に出ることで逆に気持ちが不安定になる恐れがあります。
その点、「あなたにはあなたの考えがあるかもしれないが、私には私の考えがある」というシンプルな言葉は、自分の考えの独立性と立場の優位性を表したもので、安全であり確実な方法で、専門的に言えば、相手からの「否定」を「逆否定」する仕組みを備えた言葉です。
婚活ではどうして自分が断られたのか、その理由を知ることはありません。だからといって、あれもこれもが否定された理由だと考えずに、ある一つの理由だけを想定して、それに対し自分の考えは違うと逆否定することもできます。
相手を逆に評価する
ここでも度々、婚活には様々な評価基準があり、相手から断られた時に、どの基準で否定されたのかわからないために、まるで全人格を否定されたような感覚に陥るということを述べてきました。
そこには、自分が相手から評価される立場にあるという受け身な気持ちが作用しています。否定的な評価をされることと、その評価を自分が受け入れるということは別のことなのですが、受け身的な気持ちに傾いていると、否定的な評価を自分でも受け入れてしまいやすくなります。
そこで、「相手は自分のこんなところを評価しているじゃないか」と想定してる評価基準で、相手をも評価するのです。自分が「評価されているんじゃないかな?」という基準について「じゃあ、あたはどうなのよ?」と言わんばかりに評価してみることは、婚活疲労の改善に効果があります。
それは、相手を評価することで受け身的な立場から脱し、もしその相手から断られたとしても、こちらも相手を評価する立場にあるのだと考えることで、対等な関係にあることを自覚できるようになるからだと言います。
この手法は、本当に自分に自信を失っている時には、なかなか難しいことかもしれませんが、全ての基準でではなくても、「相手にもこういう欠点がある」と考えただけでも効果はあるように思います。
その応用編として、ある37歳婚活女性の”さかよりさん”例を紹介します。
37歳婚活女性の”さかよりさん”婚活体験記
婚活をしていて、ある男性の言動をメモをつけていたことがあります。約8ヶ月間お付き合いしたのですが、常に自分の方が上位にいることを誇示しようとする男性でした。
電話やメール一本で呼びつけておいて、「夕方から仕事をしたいから早く帰れ」と言う、自分の会いたい時に会えないと怒り出す、その理由が仕事だったりすると「自分が一番ではないと嫌なんだ」とまた怒る、
結婚については「(おまえでもいいかと)諦めるまで待ってろ」と言う、自分は毎回待ち合わせに遅刻してくるのに、少しでも待たされるようなら「待たされるの嫌なんだよ」と怒る。
どうです?ひどい扱われようでしょう?しかし、彼のある才能を大変尊敬していた私は、それこそ「あばたもえくぼ」でこれからの言動をを受ける入れてしまったわけです。
もちろん、こうしたひどい言動ばかりではく、楽して過ごした時間がたくさんあったことも理由です。しかし交際している間にも、いつかこの人と別れることになるだろうと考えていました。
私は魔法をかけられたように惹かれていたので、それは相手から断ってくる時だと思っていました。そこから、こうした言動をノートにつけ始めたのです。いつか振られる時のショックを少してでもやわらげようという対策です。
そして、実際にメール一本で振られたあと、このメモは効力を発揮しました。別れた後では、楽しかったデートや美化された相手ばかりが思い出されてつらいばかりだと思いますが、リアルタイムにつけていたこのメモのおかげで彼の言動を生々しく思い出すことができました。
時間が経つと「つまらない男だった」と思うようになり、ありのまま交際していなくてよかったのだと思うようになりました。
この方法はある程度、交際した相手でなければ使えませんが、いつも上から見下ろすようにしていた彼を、逆に冷静に観察することで、精神的な安定をはかれたような気がします。
感情のままに書かないことです。つらい、悲しい、情けないと思っていることを書き連ねると、読み返してみると、読み返したい時にその時の感情をぶり返させてしまうのと、泣き言を書くことがやはり自分を下位に置いてしまうことになります。なので、淡々と、言動だけをメモするのがとても効果的です。
専門家の力を借りる
婚活というのは非常にプライベートな問題です。そのため、親しい友人といえども、なかなか本音を打ち明けられないのが実情です。
もし自分の力でどうしようもないと思えたら、一度は足を止め、手を差し出して助けを求めても良いのではないでしょうか。
それは決して恥ずかしいことではありません。